サーモンランにおける思考について

 

おはようございます。

明日には日本もようやく梅雨入りするとの事ですが、それはそれで困ったり、或いは願ったりなものでありまして、要するに物事の善し悪しはそれらの割合において定義されるものだと、そういう訳にございます。

 

それでは本題。

 

□サーモンランについて

サーモンラン面白すぎますね。

けれどもこれがなかなかどうして難しいもので、特にSplatoonの他にシューティングゲームタワーディフェンス系のゲームを経験していなければ、何をすればいいのかわからなくなると思います。

 

けれど、そんなことは何も私が記事を書かずとも、いたるところに溢れているのではないかと。

私もそう思いましたが、色々な記事や解説動画を見て感じるところは

”それで結局なんだったのか”という事でした。

けれど私の見たそれらの情報も

”なんら間違っているわけではありません”

 

□つまり?

既出の情報が正しくあるものの、全てが現場対応であるこのゲームにおいて、語弊の生まれそうな情報が多いと思い、従って私はこの記事を起こそうと思ったのです。

 

□サーモンランについて

このゲームには最大の原則があり、これが多くの人を混乱させます。

それは

”どんなブキも敵を倒さなければならないし、金イクラを運ばなければならない”

という事です。

多くの場所でブキ毎の役割や倒すべき敵を紹介していますが、念頭に置かなければならないのは、それらがあくまで指標の一つでしかないということです。

例えば問題になりがちなものはパブロやチャージャーです。

時点でバレルやローラーといった個性のあるブキとなります。

パブロは火力がない代わりに機動力を活かして金イクラを運びます。

しかし金イクラを運ぶといっても運ぶイクラに近づけなければ意味がなく、そもそもイクラがなければ役割になりません。

従ってパブロも雑魚や大物を攻撃しますしイクラも運びます。

対してチャージャーは火力があるので攻撃的役割を担いますが、イクラを運ばなくていいという理由にはなりません。

従ってチャージャーも雑魚や大物を攻撃しますしイクラも運びます。

 

□おや?

つまり何が人々を悩ませているのかというと、運搬と戦闘のバランスです。

確かにブキ毎に役割は存在しますが、それらは全て机上の空論であって、現場で起きた全てが真実であり現実ですから、殆どの場合役に立ちません。

ブキの編成も大きく関わりますが、ブキが担った役割をプレイヤーが果たせるという保証もありません。

結局どんなブキであれ、多少の無理をしながら敵を倒さなくてはならないのです。

ですからパブロもヘビを倒しますし、スパッタリーもバクダンを倒します。


◽︎寄せろと言われても

例えば、テッパンやモグラ、バクダン、カサはカゴまで寄せる。

こんな理想論を真に受けていたら頭が馬鹿になってしまいます。

なぜなら敵は群れで現れ、常に私達と1on1で戦っているわけではないからです。

例えばタワー、カタパットなどと現れた場合、テッパンを倒さずにカゴまで寄せようとするとその間に遠距離で荒らされ、先にタワーやカタパットを倒そうとすると、テッパンのターゲットが変わってカゴまで上手く来てくれません。

つまり目の前の敵は今倒すべきであり、それ以外にはないということです。

※そもそも寄せるという行為は寄せて狭まったスペースの中でも生存できる強者の成す技であって、多くの場合厳しいと思います。

 

□そんな単純なことなのか?

単純なことなのです。

結局、深く考えて最善の一手にたどり着いてもそれを実現するに至る技術があるかどうかはわかりませんし、それを実現できる環境であるかどうかもわかりません。

もちろんチームの全員が同じ思考へと向かうとも考えられません。

であるのであれば、目の前の問題をすばやく解決することが唯一無駄がなく、また明確であるといえます。

 

□では、倒そう

”目の前の敵はとにかく倒す”

という基礎の土台ができてようやく役割というものが意味を持ちます。

 

□さっきと言っていることが違うのでは?

そうともとれるかしれませんが、私が言いたいのは、

”手段のために奔走しても意味がないということ”です

私達はゲームに勝つために手段を講じるわけであって、手段を目的としているわけではありません。

タワーは優先して倒す。

テッパンは寄せる。

結構な事ですが、テッパンを寄せるために前線を下げ、残り30秒でノルマが入っていないのにタワーを倒しに向かっても仕方がありません。

手段は目的の為にあり、手段だけが目的への道筋です。

知識や配信者の思い付きで出た言葉を先行させずに自分の経験を大切にすることが寛容でしょう。

しかし、残念ながら自分が何をするべきかという探求は多くの場合実りません。

反対に、自分に必要のない事を見つけるほうが、結果いい答えに結びつくということは往々にしてあります。

つまり、初めから全てを倒す対象として見ていれば、明らかに自分の役割とマッチしないものがわかります。

その上で、役割を越えてなんとかしなければならないと感じたとき、私達はスペシャルを起動するという行為に繋がることができるようになるのです。

 

□結論

サーモンランにおいて大切なことは以下のとおりです。

スペシャルはピンチを感じてからでは遅い。

多くの場合スペシャルは対タワー、対ヘビとして使われることが多いのに対して、相手ペースになってからのチャクチやハイパープレッサーは成功しにくいと言えます。

極端な話ですが、まずはスペシャルを安く使って、

”何が正しいかよりも、何が無駄かを経験しましょう” 

 

スペシャルの使い方

・チャクチ(掃除・足場塗り)

なんとなくで結構です。とにかく使いましょう。

ただし、ヘビに対して使うときはしっかりとした位置取りをしないと決まりません。

カンケツセンやハコビヤ時にカゴ周りでドスコイが群れている際に使うと足場も取れて安定します。

 

 

・ハイパープレッサー(遠距離掃除・グリル特攻)

最も早めに出さなければならないスペシャルです。

敵を倒すためというよりも、味方を遠くに行かせないためのスペシャルと考えてみましょう。

起動後は自衛能力がほとんど無くなるので、タワーやカタパットの攻撃の切れ間で使うことを意識しなければなりません。

また、押し込まれ気味な状況でも正面からヘビを倒せる数少ない手段です。

このスペシャルが苦手な方も多いとは思いますが、面倒な位置に出現したタワーやカタパットに安く使ってください。

「一体に使うのはちょっと」という気持ちをまずは捨てましょう。

※グリル戦で味方が怪しい場合は使いましょう。

 

・ボムラッシュ

最も汎用性のあるスペシャルですが、打開力は乏しいです。

即時インク回復に使え、ヒカリバエや大砲の隙を保管。

カゴ周りの足場の塗り返しや、ヘビの体にぶつけて雑魚掃除もできます。

ハズレ枠の立ち位置ですがそこまで無価値でもないように思います。

 

・ジェットパック

 最強スペシャルです。

主にカゴ周りのヘビ掃除やタワーに対して使うことになると思います。

ついでにバクダンとカタパットも片付けられると良い。

ジェットパックが苦手な人はとにかく手遅れ気味のヘビとめんどくさそうなタワーにだけ集中すればいいと思います。

 

一倒一納

大物を倒したらイクラを納品します。

当たり前のことですが、意外とこれができません。

近場の雑魚を倒しているとまた大物が出現してしまうので、無限にループしてしまいます。

これをしてしまうと残り40秒で5~6個程度しかイクラが入っていないなどの事態に発展します。

一体倒したら殆どの場合イクラを納品しに帰ります。

※近場にタワーが出現した場合はイクラを担いだままタワーを倒しに行きます。

 

帰り道で出会った大物も倒してしまっても構いませんし、無視してカゴまで戻れば、結局それが寄せるという行為になります。

放っておいたら寄ったときにきつくなりそうだなと思えば帰り道で倒してしまえばいいのです。

※結局カゴへ帰らず、出現場所を張り込んで倒す行為が最もゲームを敗北へと進めます。

 

コウモリ

コウモリの撃つロケットは必ず落とします。

必ずと行っても、ステージの外側に向かって出したロケットは放置して構いません。

内側に飛んだものだけは優先的に処理します。

内側にアメフラシが発生していなければ体感的にカタパットの脅威が薄れるでしょう。

 

ヘビ

自分が火力のないブキで、且つヘビからターゲットされている場合、後ろに回り込んではいけません。

単純に直線逃げをとって味方に倒してもらいましょう。

ヘビを倒していいのはターゲットされていない味方です。

 

精神管理

自分がサーモンランをやっていて、

”勝ちたいのか、いいスコアを出したいのか”

これを考えなくてはなりません。

例えばヒカリバエの際にチャージャーを持っていて、役割として考えればチャージャーが雑魚を撃つメリットはありません。

金鮭に備えてフルチャージしておくのが無難です。

しかし、雑魚の隊列にチャージャーを叩き込むと…気持ちがいいですよね。

もちろん気持ちよく勝てればそれが一番だとは思いますが、なかなかそうはいきません。

全員の攻撃が重なって雑魚の取り合いをしていると、どんどんと前線があがっていき、ふとした瞬間に全員のインクが切れてゲームオーバーです。

このようなつまらない負け方をしないように、味方に合わせた立ち回りが必要です。

例えばカゴの近くで倒したテッパンやモグライクラなどに全員で群がって納品することは無意味です。

役割として考えれば火力の無いブキやチャージャーがせっせかと運び込めばいいのです。

カゴ近くのイクラを運び込む事はこのゲームで最も他人任せにしていい行為です。

このような成果を欲する無駄な行動を慎めばゲームはすんなりと進みます。

問題は、楽しむためにやっているゲームで自分勝手なプレイをしないでどうするのだと、そういう話です。

人にはその日その日で、負けが許せない日やスコアを気にする日があり、負けても苛立たない日もあります。

自分が何を求めてプレイしているのかを薄っすらとでも把握しておけば、そこで最も欲しいものは手に入るように出来ているのです。